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独断と偏見で選んだ映画・DVDの感想・(似非)批評をしていくブログ
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三年身篭る
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末田冬子(中島知子)、29才。彼女に生じた唯一確かなこと、ただいま妊娠9ケ月の妊婦であること。
でも、お腹の子どもはまだ外に出たくないらしい。十月十日を過ぎても一向に産気づく兆しは訪れず、いつしか人類史上例を見ない妊娠18ケ月目に突入。
自分ではなく宇宙人の子どもを宿したのではないかと疑う夫の徹(西島秀俊)、周囲の好奇な目、なぜかクールな母(木内みどり)や祖母(丹阿弥谷津子)、そして妹・緑子(奥田恵梨華)の愛人である医師の海(塩見三省)は、冬子をネタに世界初の症例論文を狙う。怒り狂う緑子。
そして、ついに冬子は驚異の妊娠27ケ月目。最初は浮気をし母子に無関心で、家事もろくにしなかった徹も次第に母子がいとおしくなり、人里離れた山荘で夫婦生活を始める。冬子のお腹は、風船のように膨らみ、その中で子どもは外界の事件や空気に感応し、泣いたり笑ったり怒ったりしはじめたのだった―。


東京でも新宿でしかやっていないというのに、西島さん観たさに行ってしまいました。
目的と結果が同じと言う形で終了。
内容はタイトル通り、妊婦が三年間も子供を身篭るというあり得ないものでして、
主人公は妊婦なんだけれども、結局は、頼りない夫がパパへと成長していく過程が描かれているのかなと思われました。そう、その夫役のねー、西島さんが良いのです。あぁ、ここからは西島さんフリークである私が冷静に感想など書けるわけがないことを前提にお読みください。

最初の不倫&家事及び脱いだもの廊下に脱ぎっぱなしのダメダメ男のときと、
「パパになるよ」と言ったときの顔つきがまるで違った。急に変わったと言うよか、きっと徐々に変わってきてはいたのだろうけどそれはとても自然で、というか、演技が一貫して自然で、
本当に「旦那さん」という感じでした。

所々に笑いがあるのですが、ほぼ西島さん発信。
あの真顔でふざけたこと(本人は真剣)を言うのがおかしくて。
その他キャストが皆、キャラがすごい個性的だし、話の流れもスムーズと言うより、「え?え?」という感じで、私の中では「不思議系映画」の括りに入ります。
この演出の意図は…と考えたら答えが見つかる前にまた不思議な演出。
でも案外、私たちが生きている日常ってこんな感じなのかもと思ったりもしました。
毎日付箋だらけじゃねぇ、疲れますよ。ええ。
だからなのか、とんでもない設定の話のなのに、案外普通に受けとめていたり。
それから、食事シーンがとても印象的で、おいしそうな料理の数々が幾度も出てきます。
食事のシーンがもっとも色彩豊かで、楽しげ。本当にあんなのを毎日作っているのなら凄すぎです。でも健康的。

冬子の親族は皆、女系家族なので、女だらけの葬式ってあんななのかと思うとちと怖いです。
そんな中、居場所がなさげな徹さんも可愛らしかった。

スクリーンいっぱいの西島さんに、至福のときを過ごしました。
これでもかというスーツ姿。走る。笑う。脱ぐ。電話する。フタ開けまくる。テレビ見ながら足ぶらぶらも何とも言えない。
そして「いないないばぁ」←これだけでも一見の価値ありでした。

冷静に書け!私!


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THE有頂天ホテル
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大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが…

ちょこまかちょこまか、あらゆるところに笑いが散りばめてある作品です。
なんたって超豪華キャスト。主役はれる人ばっかりじゃないですか。
でもあれだけの(濃ゆい)キャスティングでもバラバラにならないのは、
やはり三谷幸喜監督の力量だったのでしょう。

お気に入りは「出オチ」の筆耕係・右近さん(オダギリ・ジョー)
「謹賀新年」の垂れ幕を書くための紙の代用として使ったシーツの上を膝でトコトコ移動する様が何とも言えない。彼を筆頭に(え?)、皆クセだらけ。
新堂副支配人(役所広司)の嘘、客室係ハナ(松たか子)のカタコト日本語、
白塗りで走り回る総支配人(伊東四朗)、空回り具合がいつまで経っても慣れられない川平慈英、ん?どっかで見たことあると思ったら元劇団四季の堀内敬子(睦子ちゃん)、おしり丸出し大物演歌歌手(西田敏行)、宇宙人耳を持つ坂東親子(津川雅彦・近藤芳正)、挙げていったら全キャスト言ってしまいそう。
いつもキレ気味な寺島 進さん(ホセ河内役)。相変わらず今回も語尾には「バカヤロー」。全身ダサ青ジャージもキュートでしたが、仕事の本番だとトランプマンになるとはね・・・。
でもホテル内で唯一まともな人間だったのはアシスタントマネージャーの戸田恵子でしょう。彼女が全部を締めてる感もあります。

とにかくストーリー内には細かな伏線だらけ。全てが何かにつながっているので、ひとつひとつ真剣に見ていないと楽しさが半減してしまうような作品です。長めな作品ですが、退屈はしませんでした。
また、観客の世代の幅が広いので、映画館でも皆笑いどころでどっと笑います。
きっと心置きなく笑えるでしょう。
2時間16分という上映時間は、映画の中で流れる時間を意識して作られているとようなですよ。それを知ってということもありますが、これは舞台でやっても面白くなりそうな作品だと思いました。

しかし「くねくねダンス」は気になる。
見るだけで幸せに慣れるなんて、どんな素敵な舞いなんだろうか。

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69 sixty nine
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1969年の長崎県・佐世保。
高校3年生のケン(妻夫木聡)は、憧れの学園のマドンナ(太田莉菜)に近づきたいがために、ロックコンサートや映画、演劇を総合したフェスティバルを開くことを決意。友人のアダマ(安藤政信)やイワセ(金井勇太)らを巻き込み、映画と演劇とアートとロックが一体になったフェスティバルの開催をぶち上げる。同時に、成り行きから、学校のバリケード封鎖を思い立つ。しかし…。


「これほどまでのお馬鹿映画だったとは」
CMから期待して映画を観にいって、まず思った感想。
きっとその馬鹿さも含め、10代の無駄な熱さとか「童貞力」とかそういうものなんでしょうね。
20歳をとうに越えている主役の2人が高校生役に挑んでいるのですが、高校生に見えちゃうのが凄いな、と。飛び交う会話は佐世保弁。そんな中でも「カッコいいのに、ずば抜けて訛のひどい」という設定のアダマ(安藤君)ですが、訛りのひどさが私にはより男らしく見えましたよ。
マドンナに太田莉菜というのは不思議でしたが、その他のキャストはこれまた濃ゆ~い面々。ケンの父親に柴田恭平、極道役に村ジュン、アルファロメオの女(って何なの!?)に井川遥など。

でも強烈な作品なのに思い返そうとしてもあんまりシーンが浮かばないのはなぜだろう。

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贅沢な骨
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ホテトル嬢ミヤコ(麻生久美子)と、心に傷を持つ少女サキコ(つぐみ)。
二人はミヤコの仕事で得たお金だけでなんとか暮らしていた。ある日、いつものように仕事へ出掛けたミヤコが向かった先は、新谷(永瀬正敏)という初めての客のもと。そこでミヤコは新谷という男に何か特別な感情を抱いてしまう。
やがてミヤコはなぜか自分と新谷の間にサキコを巻き込み始めるのだった…。


ちゃんとした邦画だと思います。
痛いです。異なる不思議な魅力をもつ主演の2人の女の子それぞれの一面を女の子はどこかに持っていると思うので、女の人の方がきっと痛みを感じるはずです。
じゃ、男の楽しみは何もないんか!そんなことはナイです。男性はきっとこの2人の色っぽさにやられます。2人とも体張ってますからねー。
永瀬正敏を含むこの3人の距離感がとてもうまく描写されています。

ミキサーに金魚は、ギョッとしますが。

監督は「GO」「世界の中心で愛を叫ぶ」の行定勲。

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SF Short Films
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「サムライ・フィクション」の中野裕之監督がプロデュースする「SF」シリーズの第3弾。
中野監督のほか、ピエール瀧、安藤政信、芹澤康久が監督した全6作品からなる短編オムニバス。出演は麻生久美子、村上淳、安藤政信、ゲッツ板谷、シティボーイズ、ピエール瀧、hanae*、桃生亜希子ほか。音楽はテイ・トウワなど。


「SF」シリーズで一番好きな作品。ってか大好き。DVDも買っちまった。
「Slow is Beautiful」は麻生久美子の魅力を存分に味わえ、かなり良いです。この作品で彼女のファンになりました。初めて女優さんをこんなに好きになったってほど。
観てみて!と女友達にも紹介したところ彼女もコロっといったらしい。ほんっと可愛いんだから!
安藤監督(笑)の初めての作品「アダージェット」も、ひたすら彼女だけ。2人の仲を疑うくらいの内容です。好きじゃないとこんな表情取れないんじゃ…。素敵です。
「県道スター」も最高です。爆笑。DVDの特典「裏県道スター」も抱腹絶倒。
「ハナとおじさん」はとにかく癒し。ピエール瀧の「おじさん」役がなんか切ないんだな。

とにかく全作品好きなんですよ。それはDVDにとどまらず、サントラも買って、携帯の着メロも「The New Folk」にしたほど。

全作主人公が皆、時間があるけども忙しくなくて、のんび~り生きている。
無計画な一日だけど人間味ある充実した日々。まさに私が憧れる生活じゃないか!

ちなみに1番目の話「Return」には麻生久美子の本当のお母さんが、
最後の「Slow is Beautiful」にはおばあちゃんが出演されています。

DVDの特典映像はかなり充実しているので、おすすめです。
弁天さーん!!

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