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独断と偏見で選んだ映画・DVDの感想・(似非)批評をしていくブログ
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ALWAYS 三丁目の夕日


昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文(堤真一)が営む鈴木オートに、集団就職で六子(掘北真希)がやってきた。その鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川(吉岡秀隆)は、芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。ある日茶川は、淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミ(小雪)に頼まれ、身寄りのない少年、淳之介(須賀健太)を預かることになる。シリーズの総発行部数が1400万部を記録する西岸良平のコミック「三丁目の夕日」を、「リターナー」の山崎貴監督が映像化。

これは、一人で観に行って来ました。
私は昭和59年生まれなのに、なんで、こんなに懐かしく、泣けるんだろうと思いました。
ベタだけど、繰り広げられる数々の温かい人間ドラマにはやっぱり涙。

まず言うべきはVFX(CG)の使い方がいい。
「最新の技術を駆使してます!」って全くでしゃばってない。自分があたかも「そこ」に居るような劇場でそんな感覚を覚えました。CG映画を嫌ったりはしない。SWとか大好きだし。
でも、未来とか異次元ワールドを作れることより「過去」を再現できることがこんなにも素敵だなんて。そう、この映画は、観ていてすごい目立つ出来事や人物というのが居ないから自然なのだろう。

役者さん達の演技が素晴らしい。皆、三丁目に生きている人たちでした。
茶川さんも、淳之介も、鈴木オート一家も、ヒロミさんも、アクマ先生も、氷屋さんもそう、皆に物語があって、全員が主役。
特に挙げて言うなら、元祖へタレ純くん…じゃなかった、吉岡さん演ずる茶川竜之介(この名は…)。彼は欠点だらけなのにケンカになったら「東大でてるんだぞ」とか言っちゃう性悪インテリ野郎ですが、吉岡さんが演ずることでとても愛すべき人に思えました。全力でやってくれている故でしょう。でもマジで突き飛ばされて、マジで転んでいるのは、かなり痛そうでした。

淳之介と一平の子役2人の演技もグッと来る。堤オヤジも最高なんだ。ぶちギレたら戸とか突き破っちゃうし。息子の頭たたくタイミングとか抜群。
それから、"いい人役"が定着している小日向文世さんですが、この映画では珍しく"悪者"でした。彼に淳之介が連れてかれるのは辛かった。その後茶川さんが部屋をめっちゃくちゃにするくらい乱れる様子にもっと苦しくなって、それから淳之介の手紙で茶川さんに負けないくらい泣いた。

薬師丸母さんのお守りも、サンタさんのくれた万年筆も、六ちゃんのお母さんの手紙も、もちろんラストも…とにかくね、「泣くように作られたエピソード」にはとことん泣かされました。でも嫌な気はしない。自然なことだから。日本人だったら…ヒトだったら、やっぱり胸が熱くなってしまうよ。
人間の根底にある愛情が、イヤらしくなく表現されているからこんなにも温かくなるのだと。

パソコンないとどうにかなっちゃいそうな私だけどさ、毎日お風呂に入らないなんてやっぱり嫌だと思っちゃう私だけどさ、でもあの「あたたかさ」がものすごく羨ましい。

「あたたかさ」以外にもう1つ。この作品で感じるものは「希望」でしょう。
鈴木オートの社長もいつか「ビルヂング」を建ててやると自らの成功を望み、茶川さんもまた小説家になることを強く夢みている。
この作品であたたかさを感じるとともに、それに浸るだけでなく、「前に進むこと」ということが希望であり、また現代に生きる自分たちにおいてもそれは変わらないはずだということで"ALWAYS"なんじゃないでしょうか。
で、その象徴が東京タワーのはずなんですが、予想に反してあまりスポット当たってなかったな…。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ライフ・イズ・ビューティフル
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1939年イタリア。いつも陽気で、人々を楽しませる達人グイド(ロベルト・ベニーニ)が、トスカーナのある街にやって来た。そこで彼は小学校教師のドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)に恋をする。彼の純粋さとロマンチックな人柄は、確実に彼女の心をとらえ、困難の末ふたりはめでたく結ばれ、息子ジョズエ(ジョルジオ・カンタリーニ)を交えた親子3人の幸福な家庭を築くのだった。
だが、戦争の色が濃くなり、幸せだった家族に過酷な運命が…。ユダヤ系イタリア人のグイドとその息子であるジョズエは強制収容所へ。絶望と死の恐怖に支配された世界を目の前にしてもグイドは、幼い息子に悲惨な現実を悟られないよう、陽気に振舞い豊かな空想力を駆使し”嘘”をつき続ける。


冒頭まず感じたこと。
イタリア映画(原題:La Vita e Bella)なので、もちろんイタリア語が満載。イタリア語って英語に比べたら早口だからもしかしたら人によっては”攻撃的”に聞こえてしまうのかもしれない。イタリア語とか、イタリアのノリに「むー?」と思う人は、抵抗があるかも。
私は大学で少しかじっているが、やっぱり「速く」て、作中の会話を聞いていてもやっぱり1単語くらいしか聞き取れなかった。そんな「試し」が出来るほど、前半は本当に楽しい。
実際にこんな出会いがあったら素敵だな、と顔をほころばせて観ていた。”マジック”みたいな演出(この意味は観たらきっと分かります)は、映画というより演劇っぽいと思う。

でも後半は一転した。ナチスのユダヤ人迫害の映画やドキュメンタリー番組は何度か観たことがあるけれどどれも残酷・非情で、数十年前に行われていたということが信じられない。
それに比べ今作の描き方は、軽い…かもしれない。私は十分だと思ったけど。もっと酷いという事実を知っていれば、あとは想像力を働かせるべし。
強制収容所に入れられても、「ジョズエ、これはね、とっても楽しいゲームなんだよ!点数制度になっていてね、1000点得ったら、ご褒美で戦車がもらえるんだよ!」と言い聞かせ、どんなにつらい強制労働の後でも息子の前では笑顔を絶やさず、そして決して事実は知らせなかった。
でもグイドはあっけなく殺されてしまう。泣く暇もないくらい、あっけなく。そういうことだ。そうやって「あっけなく」殺されてったんだ、みんな。

ラスト、アメリカ兵の戦車に乗ってはしゃぐ無垢なジョズエが痛々しく、母ドーラとの再会シーンで初めて泣いた。そこで突然何かが切れたかのように、声を上げて泣いてしまった。その2人の笑顔を観て私は初めてグイドの死を感じた。
笑いと悲しみは紙一重っていうか…最後には、今まで笑っていたのがすべて、悲しみのバックグラウンドに見えてくるというか。

ちなみに主演のロベルト・ベニーニは、今作で監督・脚本もこなし、アカデミー主演男優賞、外国語映画賞、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した。ちなみにグイド&ドーラ夫妻は、「実生活」でも夫婦だそうで、ニコレッタ・ブラスキはベニーニの監督作にはすべて出演しているそう。仲いいのね~。

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エド・ウッド
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"史上最低"の監督と言われた男、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの半生を描いた伝記映画。 ティム・バートン監督。
映画監督志望の青年エド・ウッド(ジョニー・デップ)は、性転換手術をテーマにした映画に取り組もうとするが、出資してくれるプロデューサーがいない。そこで彼は往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)を口説き、彼を出演させることを条件に、資金を集めようとするのだが…


最近ジョニー・デップの作品をよく観るが、彼の女装姿をこんなに観ることになるとは思わなかった。ドンファンもそうであったが、今作はなんせ、「女装趣味」の役。渋くて色っぽいいつもの姿はまるでない。そもそも望んではいけないのだ。
甲高くかかる「カ~ット!」の声。
女装し、メガホン片手にガニ股で歩きまわる姿。
なぜか女装モードになると、ヒール靴を履き、ブロンドのヅラをかぶり、ブラもします。でも、ヒゲは生えたまま~。そして女装グッズで欠かせないのがアンゴラニット。
自己制御できなくなるほどキレちゃったら「こうなったらもう…」とか言いながら頬にアンゴラをスリスリすれば落ち着いちゃう。…ヤバイ、ヤバ過ぎる。
すいません、あまりにもショッキング印象的だったもので女装のことしか書いてない。

さて、作品について語りましょう。実話なので出てくるキャラクターも。皆実在していたようです。
モノクロ映画なので、それだけで「古臭い」と倦厭する方も居るかもしれませんが、気になりませんでした。キャストが新しいし、ジョニーの他に、恋人ドロレス役でサラ・ジェシカ・パーカーが出ています。あの、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の彼女です。
出だしから「私って馬面?」とか……言わせちゃったよ、ティム・バートン。
そんな馬面の彼女とエドのカラミが面白かった。中でも喧嘩のシーンがとても。
ドロレスがエドにぶち切れするシーンは壮絶です。最近あんまり見ないくらい壮絶。食器やら何やら危険なものをワーワー言いながらどんどんエドに投げつけます。でもなかなか命中しない。
「よく避けるなぁ」と感心していたら、最後に後頭部にフライパンが見事(!?)直撃!
ぶっ倒れるエド(というかジョニー?)。昔のコントみたいだけど。それから、
無茶ばっかりするエドについに愛想をつかして別れを告げるシーン。去っていくドロレスを"凄まじい格好"で追うエド。別れのシーンってもっとシリアスなはずなのに笑わせてどうするのよ、と思いながら声出して笑ってしまいました。大真面目なこと言ってるけど、その"格好"で言うなよ。
なんだよガーターベルトって…。いかんいかん、また女装の話になるところだった。

エドという人は「何が何でも」映画監督になりたかった。
だからストーリーのつじつまが合わなくてもOK!俳優やスタッフだって、おかまやら、巨大なプロレスラー(声とかボブ・サップみたいだった)やら、そんな人らしか使わない(というよりそういうのしか使えない?)。何があっても1TAKEしか取らない。もうインチキなB級路線まっしぐらでも気にしない。
でも何だっていい。1本でもいいから、歴史に名を刻みたかったのだろう。でも称号はどうあれ、彼は映画監督として歴史に残れたのだから、彼としては良かったのだろう。

マーティン・ランドーは、このベラ・ルゴシ役でオスカー助演男優賞を獲得したらしいのですが、納得。演じているというか、ホンモノにしか見えなかった。本当に彼は昔ドラキュラ役をやってて、今は落ちこぼれてヤク中なんだろうなって。しかも(私は見たことがないけれど)実在していた怪奇スターのベラ・ルゴシに見た目もそっくりなんだそう。凄いなぁ、役者って。
その他、サラ以外にも濃いキャラだらけ。

モノクロだなんて観てたら忘れます。2時間ちょいの長編だけど観られます。
エドという人間を愛すティム監督の成す技でしょうか、伝記なのに硬くない。
作った映画がつまらなくても、生涯を語る映画がこんな魅力的になるのだからエドは立派な天才。
いや、ティムが天才なのか?

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夢のチョコレート工場
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現在公開中の「チャーリーとチョコレート工場」の原作であるドアルド・ダールの児童向け小説を1971年に映画化したもの。物語の主人公は貧しい少年チャーリーが、「謎に包まれたワンカ(ジーン・ワイルダー)のチョコレート工場を見学できる」ゴールデンチケットを手に入れる。チャーリーの他に4人の子どもとその親たちも同行するが、その4人が皆ワガママで聞き分けのない子ばかり。「一生分のチョコ」を手にするのははたして?

ジョニー・デップ主演の映画を先に観て、前作であるこの作品があることを知って、TSUTAYAに通ったがいつ行っても借りっぱなしだったのが、やっと手に入った。
元とする話が同じなので、展開は"ほぼ"同じですが、スポットを当てている位置などが違うため、違った味わいのある作品。新作では「家族愛」がテーマのひとつだが、今作はもっとストレートにおそらく原作本を忠実に再現したものだと思われる。
また、30年以上前に作られた作品であるということで、良くも悪くも「時代を感じる」ことが出来る。つまり、「なんかちゃっちいなぁ」と思うか、「あの時代でCGなしでここまでやっちゃえるんだ」と思うかの違い。飴玉が風船だっていいじゃない!チョコレートの川がなんか赤くて、泡ぶくがたっててもいいじゃない!(いいのか)

新作では工場のシーンが長い気がしたけれど、今作ではチケットを手に入れるまでがまず長い。何せ、ミュージカル仕立てですから、新作では言うことを聞かなかった子どもがお仕置きされるときにウンパルンパが歌うだけでしたが、今作ではチャーリーのお母さんもじいちゃんも、ベルーカも、あのウォンカさんも歌います。ってかこのチャーリーにはお父さん居ないのね…。

あとね、ウンパルンパが出てくるたび怖くて…顔オレンジで髪はガチャピン色、しかもCGじゃなく生身。「時給がカカオ」のくだりも無し。私はやはりめざましの大塚さん顔のウンパルンパが好き。
チケットに群がる日本人の描写は今作の方が「日本」っぽい。新作ではどうみても店も買う人も上海・香港チックでしたので。

相違点を上げれば山のようにあるけれど、全体的に見て大きな違いといえば、新作には毒々しさや皮肉がたっぷりですが、今作のウォンカさんは人間っぽいし、大袈裟な感じはなく淡々と進んでいく感じがした。英国向けか米国向けかってところなのかしら。

でも、チャーリーがチケット見つけたときはこっちまで嬉しくなって
「おじいちゃーん!」って叫びたくなったのはどちらの作品を観ても同じ。

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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
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発明好きのヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)、読書家のクラウス(リアム・エイケン)、噛むことが大好きなサニー(カラ&シェルビー・ホフマン)は、裕福なボードレール家の三姉弟妹。ある日、火事によって愛する両親を失った3人は、遠縁のオラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られることに。ところがオラフ伯爵は、後見人手続きが終わった途端、遺産目当てに3人の暗殺を企てる。3人は、この危機を何とか逃れ、別の親戚へ預けられることになるのだが、強欲なオラフ伯爵はそれで諦めるわけもなく…。謎の作家レモニー・スニケットの「世にも不幸な出来事」を映像化したファミリー映画。

うーん、上演前のTVCMを観ている限りでは「面白そう」だと思っていたのですが、ちょっと期待はずれでした。「不幸」がテーマなんですけど、「そんなに不幸じゃないよなぁ」なんて。しかも冒頭で「不幸な物語を観たくない人は、今からでも別の映画を観て」と自らハードルを上げるかのようなナレーション。ハズしてる感も狙いなのかしら。

確かに現実的に考えると火事で両親が死んで、遺産目当てのよく知らない親戚に引き取られてこき使われるて、しまいには殺されかけるなんてそうとう不幸な話なんですけど、冒頭から「本の中のお話」という演出で始まっているため、物語にしては「物足りない」かなぁと思えます。

「エターナル~」以来、久々に"扮装ジム"を観たのですがあのナチュラルな演技の後にこれとは、彼らしい。本巣に戻ってきたとでも言いましょうか。今作ではより毒を放って浮いていた目立ってました。それでもやっぱり彼の頭の回転の速さには舌を巻きます。DVD特典のメイキングでの「アドリブ役作り」はとても興味深い。

ストーリーテラー役の原作者役がほとんどシルエットなのですが一瞬ジュード・ロウに見えて、その後調べたら本当に彼だったので驚きました。
サニーの「ダァ」「ブァ」言葉の字幕、私は好きでした。ってかもー可愛いよ、サニー。ちなみにサニー役は双子のダブルキャスト。関係ないけど、ドラマ「フルハウス」のミシェルがよぎりました。

DVDメニューのアニメーションの感じも凝ってて好きでした。
って内容についてはほんと触れてない…。内容より特典映像のほうが面白かった。ちなみに伯爵の最後のシーンは、タイーホされるより、採用されなかった⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーンの方が好み。

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ショコラ
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フランスのとある小さな村。レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)の猛威で因習に凝り固まったこの村に、ある日、不思議な女ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘アヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソル)が越してきてチョコレート店を開く。厳格なこの村に似つかわしくないチョコだったが、ヴィアンヌの客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、村人たちはチョコの虜になってしまう。やがて村の雰囲気も明るく開放的なものになっていくのだが…

このパッケージだけ見るとラブストーリっぽく見えますが、内容は異なります。男女愛の要素が皆無なわけではないけれど、もっと大きくて温かいものをテーマにしていると思う。
一見、インパクトが無い作品のように思えますが、見始めるとどんどん惹きこまれていった。大きな感動はないけれど、心にはしっかり残る作品だと思う。
チョコで人を幸せに出来るだなんて素敵じゃないですか。出てくるチョコメニューはどれも美味しそうで、中でも私はホット・チョコが飲みたくてたまらなくなった。観てるだけで口の中が甘~くなってくるような。だから、チョコ嫌いの人には観てられないぐらいかもしれないね。

ジュリエットが好演しているヴィアンヌがとっても素敵な女性で、メイキングなんかを見ているとジュリエット自身もそうなんだろうなと思った。その娘アヌーク役の子はどっかでみたことあるなぁと思ったら、『ポネット』で注目されていた、かわい子ちゃんでした。
ジュディ・デンチの存在感ある演技、その他の登場人物も皆キャラクターがしっかりと作られているので入り込める。ジョニー・デップも出ています。
今回は海賊ならぬ「川」賊役で(笑)彼の弾くギターも聴けます。DVDのパッケージになるくらいだから出ずっぱりなのか、と言えばそうではなく、一種のスパイスとして(チリ・ペッパー?)登場する感じです。

ヴィアンヌを始めとして、村の女性の着ているファッションの色使いや形が綺麗でとても女性らしくて良いなぁと思いました。

綺麗なストーリー・キャストの生き生きとした演技・漂い、時には気持ちを代弁するような音楽、それから舞台となる村もセットではなく本物の小さな村を使って撮影(一部を除く)したそうですが、どこか不思議な雰囲気が漂っていて、本の中の世界みたいだった。秀作でしょう!

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ティムバートンのコープスブライド
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19世紀のヨーロッパ。小さな村で、ある結婚式が迫っていた。新郎ビクターは成金夫婦の気弱な一人息子、新婦ビクトリアは落ちぶれた貴族の娘。つまり、この結婚は政略結婚。でも若い2人は出会った途端、互いに好意を抱く。が、内気なビクターはリハーサルをこなすことができず、暗い森でひとり練習することに。そして誓いの言葉とともに、小枝に指輪をはめた。それが、死体の花嫁=コープス ブライドの細い指だとは知らずに…

ナイトメアの感想にも書きましたが、やはり技術は進歩するのね。
もうCGかと見まがうばかりのスムーズな動きでしたよ。いや、もうCGって言われても別に怒りませんよ、私は。だって感動したもの。
声がジョニー・デップ?言われなければ全く分かりません。私も最初気を張って聞いていたけど、途中からすっかり忘れていました。
動いているのは人形なんだけれど、そんなこと問題にならない。切なすぎる物語に泣きましたね。後半になればなるほど、何度も喉が苦しくなるような感覚に襲われました。もう、結婚してあげてくれ~と思った。だけど、「私は、人の命を奪う上に、人の夢まで奪うところだった」というエミリーの言葉にうっ…あんたは悪くないんだよ!と涙してしまうわけです。
映像も綺麗。ナイトメアもそうだけれど月のシーンはとても綺麗なのです。それから個人的には2人の連弾シーンが好きで、冒頭のビクトリアとのピアノシーンは鍵盤と実際に鳴っている音が違ったりして違和感を感じたのですが、中盤のシーンは合っていたし、ここの2人はとても魅力的に見えた。

前作もそうですが、余計なものをつけず1時間ちょいで潔く?終わらせてしまうというのが気持ちいいです。

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チャーリーとチョコレート工場
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両親と両祖父母と一緒に、傾いて今にも潰れそうな家で細々と健気に暮らすチャーリー(フレディ・ハイモア)。彼の楽しみは、年に一度、誕生日だけに買ってもらえるチョコレート。
世界中で爆発的な売り上げを記録しているウォンカのチョコレートだが、実は誰も工場に人が出入りしているところを見たことがない。いったい誰がどのようにチョコレートを作っているか、ウォンカ(ジョニー・デップ)ってどんな人なのか、全てが謎につつまれている。ある日のこと、そのチョコレート工場に5人の子供を招待する!とウォンカ氏が発表。そんな誰もが羨むゴールデン・チケットをなんとチャーリーが手に入れてしまったのです。


私は大学で「児童文学」という講義を取っているのですが、その講師が最近「あのー、皆さん、ロアルド・ダール原作のチョコレート工場の秘密っていう児童書があのー映画化されてですね・・・ご覧になりました?」と毎授業、モゴモゴ言っているので気になっていました。

まるで観る遊園地。ずっとワクワクして、音楽が流れ出すと踊りたくなります。その踊ってるちっちゃいおっさん(ウンパ・ルンパ/ディープ・ロイ)がキモカワイイったらありゃしない。
ウィリー・ウォンカや、チャーリーのじいさん(口悪い方)のシュールな言葉・表情にいちいちニヤニヤ。シニカルで、許されるなら映画館で声を上げて笑いたかった。こらえるのはかなり苦しかった。
他の招待された子やその親たちのキャラも立ち過ぎです。

絵に描いたような…本当に絵本の世界。
とにかく最後はハッピーエンドなので、途中どんなにショッキングなことがあってもそれが分かっていたから笑えたのでしょう。エンディングはなんだか胸がぬくぬくする。(・∀・)ニヤニヤが、( ^ω^ )ニコニコになる。妙なメッセージ性がなくて良かった。絵本そのものに教訓が含まれているわけだからそういう脚色は必要ないと思うから。

この作品で初めてジョニー・デップの演技を観たのだけれど、この作品は単に人気のある彼が出てるからというだけの理由でヒットしてるだけじゃないと思いました。
もちろん彼のキャラ作り・演技がとても重要で、その質のよさがあったからというのはかなりある。これがジム・キャリーだったらと思うと、くどくて仕方なかっただろう。(でもジム・キャリーは好きですよ)
しかし彼だけでなく、子役たちの個性・工場内のセットのディティールの高さ、音楽…いろんな要素がどれも高いレベルに仕上がっていた。

また観たくなる、中毒性のある映画です。

独特な喋り方・表情がチャーミングなウォンカにすっかりヤラれてしまった。

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ナイトメア ビフォア クリスマス
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ハロウィンタウンの「カボチャ大王」ジャックは、偶然迷いこんだクリスマスタウンの楽しい光景に、すっかり魅せられた。彼を思うサリーの心配をよそに、ジャックはハロウィン風クリスマス計画に没頭した。棺おけ型のそりに骸骨のトナカイ、絶叫モノのプレゼント、そしてサンタクロースの誘拐と、今年はなんとも不気味なクリスマスになりそうだ。
「シザーハンズ」のティム・バートンが製作総指揮。ストップモーションアニメと最新撮影技術によって、人形たちがまるで生命を与えられたかのように演技するミュージカルアニメ。


言わずと知れた、現在上映中のティム・バートンの「コープス・ブライド」と同じ手法「ストップ・モーションアニメ」作品なので、その予習も兼ねてと言うと大袈裟だが、要はまぁ、流れに乗って観てみたという感じ。TSUTAYAにもあと1本しか残っていなかったことからも、きっと皆同じこと考えてんだなと思った。

実は、映画があることも知らなかった。単体としてキャラクターは知っていたけれど誰が手がけてるだとかはもちろんのこと、どんなストーリーなのかも全くの無知の状態だった。
やはり10数年以上前の作品なので、CMで見る限りの「コープス・ブライド」の映像よりは制作に「人間味」を感じざるを得なかったけれど、やはりあの技術は凄いと思う。
むしろ、あのぎこちなさは「味」なのだろう。
歌が主体な作品だとは知らなかったので、ちょっとビックリした。
そして途中から吹き替えにしてみたんだけれど、そしたら声が市村正親でまたビックリ。いきなり劇団四季っぽくなって笑った。骨なのに肉厚声かい…。
ミュージカル映画は嫌いではないけれど、慣れないとちょっと間延び気味な気もするかもしれない。

でもクリスマス前になると皆レンタルして借りられなくなるらしいので
やっぱり好きな人は好きなんだろうなー。確かに観ていてクリスマスが待ち遠しくなった。

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耳に残るは君の歌声
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20世紀前半。
ロシアに生まれたユダヤ人少女フィゲレは幼いころに父と生き別れ、ユダヤ人迫害を逃れてイギリスに移住し、「スージー」という英国風の名前に変えられ、母国語を使うことも禁止される。
やがて成長したスージー(クリスティーナ・リッチ)は、渡米する資金稼ぎにコーラスガールとなる。そこで仲良くなったロシア人ダンサーのローラ(ケイト・ブランシェット)と共にテノール歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)が主役をはるオペラ劇団に入った彼女は、馬の調教師をするジプシーのチェーザー(ジョニー・デップ)に恋心を抱いていく。戦乱の時代、引き裂かれる運命。4人はそれぞれの思いを”声”にした。


オペラ歌手ダンテの歌う有名なアリアや、ジプシー音楽がものすごい効果を作品にもたらしている。「オペラなんて知らないよ」という人の胸にもおそらく何か来るものがあると思う。
最初にビックリしたところから語らせていただくと、ジプシーのチェーザー役のジョニー・デップが出てきた瞬間。笑ってしまった。彼が多くのシリアスな作品にも出ていることは知っていたけれど、
「あの」海賊や、「あんな」オカッパ頭の人からは想像できないイデタチ・・・しかも大真面目に、さらに「白馬」にまたがっている…噴いた。ストーリーも何も知らないで観る作品というのは、ただでさえドキドキしながら観ているのに、もう動転。

でもすぐに意識が作品に向いた。彼の台詞は少ないけれど、その分目の演技が際立ち、それがより色っぽさを引き立たせていた。息を呑むってこういうことかと思った。馬鹿みたいにドキドキしました。

それからケイト・ブランシェットの演技の上手さも圧巻。4人の中でも一際オーラを放っていたように思う。女の生き抜く強さが見事に表現されていて…あ~なんか言葉で片付けたら申し訳ないくらい。表情、仕草すべてに引き込まれる。真っ赤な唇にも(眼に焼きつくよ)

ただ、作品のテーマがいまいちはっきりしない。お父さんを探しにいった話のはずが、最後はものすごくあっさりだし、他の部分にスポットを当てて広げてもよかったのでは、とも思った。
盛り込み過ぎなのかな。何せ、取り扱っている時代背景が複雑だし、それを細かい部分まで描いたなら、とんでもない長編作品になっただろう。そのとんでもない長編作品のダイジェスト…というと大袈裟だが、要は、まとまった作品ではあるけれども、いっぱい詰まってるわりに最後は「あれれ?」という感じが残るかな。

クリスティーナ演ずるスージーとチェーザーの2人のシーンはどれも静かで印象的。あんまり世界に入っていけてない気がしたのに、2人の別れのシーンで涙が頬を伝ったのには、自分でも驚きました。

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シザーハンズ
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エドワード(ジョニー・デップ)は、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。
その後、ゴースト屋敷のような丘の上のお城で、一人孤独な日々を送っていた。
そんな彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグ(ダイアン・ウィースト)が訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、飾られた家族写真に写っているペグの娘キム(ウィノナ・ライダー)に心奪われ、彼女に恋してしまう。
しかしハサミの手をした彼は、愛するものを抱くことすらできないのだ。


鬼才ティム・バートン監督の描くラブファンタジー。

観る前に他の人の感想なんかを読んでいたのもあって、すごく哀しいお話なんだという先入観から、ひたすら哀しさいっぱいで話が進んでいくんだと思っていた。しかしいざ観てみれば
「カラフルな家」が立ち並ぶ映像、「街の人には歓迎される彼」と、予想外の展開に驚いた。
この主人公エドワードは最初から嫌われる・不気味がられるんだと思ってた。でもその予想は裏切られたわけ。
前半はコメディテイスト。ウォーターベッドのシーンは笑った。笑っていいのかなと思いつつ。

しかし後半どんどん哀しさが漂ってくる。エンディングに近づくほどそれは加速する。
優しかった周りの人たちが、1つの出来事で見事にサーッと去っていく様ったらないよ。
変な言いがかりをする欲求不満のおばはんには腹が立つし、そもそも店の奥でエドワードと何をしたかったのかとか考えちゃうよ。

ヒロインのキム役のウィノナ・ライダーの可愛らしいこと。
もうお人形さんですよ。(ジョニーが惚れたのも分かる。)
昔の作品だけど服も可愛らしい。雪の中で舞うシーンの衣装はまさにファンタジーの世界へようこそという感じね。冬なのに薄着じゃない?とか思わないこと。

とてもシンプルなストーリー展開だと思うけど、感情移入してしまう。
でも決して「泣かせます!」という感じじゃない。

そして口数の少ないエドワードの気持ちを代弁するかのような音楽がまた素晴らしい。
これまたティム・バートンとよくタッグを組むダニー・エルフマン。
「チャーリーと~」を先に観ていたのもあって
どことなく彼の作品に共通するテイストを感じることが出来た。

この映画は、この会話に尽きる。

Kim:     Hold me.

Edward:    I can't...

この台詞を聞くためだけにもう一回観たい。


ちなみにDVDには特典としてティム・バートン監督と音楽のダニー・エルフマンによる音声解説、ジョニーやウィノナへのインタビュー、そして約4分半(短くない?)のメイキング映像、予告編などがついています。

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エバー・アフター
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童話「シンデレラ」の物語を元にしたラヴ・ロマンス。
16世紀のフランス。女王がグリム兄弟を城に呼び、童話「シンデレラ」の物語の真実を語らせる。
その昔、ダニエル(ドリュー・バリモア)という少女が居た。
彼女は父と二人で暮らしていたが、ある日父が再婚。しかしその父の急死し、それ以来、父の財産をわがものにした陰険な義母(アンジェリカ・ヒューストン)と彼女の連れ子の姉妹マルガリート(ミーガン・ドッズ)とジャクリーヌ(メラニー・リンスキー)に下働きをさせられていた。
ところがそんなある日、そのダニエルはフランスの王子ヘンリー(ダグレイ・スコット)と運命的な出会いをする。


とても丁寧に作られている作品だと感じました。
誰もが知っている「シンデレラ」のお話。ストーリーは童話とほぼ同じだけども、魔法使いや、カボチャの馬車などの魅力的グッズは出てきたりはしまへんが、違和感はありません。

なんと言っても表情豊かなドリューが可愛い。
しかし、か弱いヒロイン像ではなく芯の強い女性を見事に表現しています。
それでまた脇役がさ、継母があのアダムス・ファミリーのママンなわけですよ。
あのメイクしなくても怖いわ。顔も顔だけど、とにかく絵に描いたような強烈意地悪母さん。
でも童話と違うのは魔女みたいにひたすら意地悪いんじゃなくて、
たまーに人間臭い表情をチラッと見せるので、ちょっと憎めない。
あとおまけの憎たらしいお姉さまがたも、人間的な描かれ方をしていると思う。
妹の方の心の変化は、素直に「良い子やん」と嬉しくなりました。

音楽の効果でかなり気持ちが高ぶります。
音楽もそうですが、演出にいちいち揺さぶられました。
羽根をつけて舞踏会に現れたドリューは綺麗。天使!
その後の雨に打たれるシーンは泣いちゃう。

でも義姉への顔面パンチはもっと素敵!
確か意地悪な方のお姉さんはこの作品がスクリーンデビューだったかな。初にしてあのキャラ作りは頑張っていると思いました。

王子様にはディズニー映画のあの気品はなく、あやうくヘタレです。
いわゆる美男子!ではないと思う。そういうところもより「現実的」に見せるための制作側の意図だったのだろうか。


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クローサー
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ロンドンの街中で偶然出会った小説家志望の新聞記者のダン(ジュード・ロウ)と、ストリッパーのアリス(ナタリー・ポートマン)。ダンは念願の小説出版の際に訪れた撮影スタジオで、写真家のアンナ(ジュリア・ロバーツ)に出会い、一目惚れ。しかしアンナは、アリスと同棲しているダンを拒むも、彼に惹かれていた。拒まれたダンは腹いせに、インターネットでアンナに成りすましHチャットでいたずらをする。騙されて、のこのこ水族館にやって来た医師のラリー(クライヴ・オーウェン)だったが、そこに本物のアンナが偶然居合わせ、流れで付き合うことに。そして彼らは結婚するのだが…

端的に申し上げれば、「都会で生きる男女4人の嘘のつき合い」ってことなんだと思う。だから潔癖症の方には多分向かない。"現場"を映像にしたりはしないけれど、会話に「モロ出し」なわけです。
後半は「寝たのか?」「感じたのか?」って何回言うねん!とウンザリしてくるんだよ。
当初アンナ役は次に書く、「耳に残るは君の歌声」で好演していたケイト・ブランシェットだったらしいのですが妊娠により降板し、ジュリアに変わったらしい。彼女だったらどうなったんだろ。もっと濃ゆいのかな。

ナタリー・ポートマンの登場シーンはどれも美しい。セクシーだけど可愛い。
あのパドメがーーーって悶絶、はしなかったよ。彼女の顔が好き。ボディラインも好き。誰よりみずみずしいしね。ジュリアは枯れてる(役の上だけ…か?)
しかしあのエロ医者が出るたび宇梶剛士がちらついたんだが、私だけ?

これは恋愛映画だからってカップル向きではない、
かと言って友達とも一緒に見ない方がいいかもね。




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ネバーランド
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20世紀初頭のロンドン。劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、公園でシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の息子たちに出会う。三男のピーター(フレディ・ハイモア)は、父親の死により心に傷を負っていたが、ジェームズはその姿に、自分が幼い頃に作り上げた想像の世界、ネバーランドを思い起こす。子供たちとの親交に刺激され、ジェームズは新しい劇「ピーター・パン」を描き始めるのだが…。

ピーターパン症候群の私が気にならないわけがない作品。映画公開時も気になってはいたけれど、結局観ないまま上演が終了してしまった。
この作品は単に「空想することを忘れちゃいけないんだ」だとか、そういうことだけを伝えようとしているのではない。胸がグォーって引っ張られてくような痛みを覚えた。

「チャーリーと~」」で再共演したジョニー・デップとフレディ・ハイモア君。この作品がきっかけでもあったらしいんだけれども、ジョニー・デップが彼を推薦したのも納得した。「チャーリーと~」は本当に無垢な少年なんだけれど、「ネバーランド」の時はフレディ君は…もちろん可愛いんだけれど、それだけじゃない。たまに見てるこっちが辛くなるような表情を見せたりする。その雰囲気にグッと引き込まれる。最後の涙があまりに綺麗なのでドキッとする。そして一緒に泣いた。
他の子役たちもとってもいい。ケイト・ウィンスレットも4人も子を持つお母さん役を自然に演じている。

まだ喉の奥のほうが締めつけられてる様な感覚に襲われ、静かに泣ける作品。

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NANA
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同じ名前、同じ歳のふたりの女の子の友情と恋を描いた、矢沢あいの超人気漫画「NANA」の映像化。世間知らずだけど、真っ直ぐ前向きに生きる奈々と、辛い過去を背負って夢を追いかけるナナ。自分の足りないところを補いながら、かけがえのない親友になっていくふたりのストーリー。

原作漫画は全巻持っています。でも大のNANAファンというわけでもなく。
でもまぁ原作を読んでいれば、間違い探しならぬ「あ、ここ一緒!」探しゲームは出来そうね。
とにかく少女漫画っぽさ満載。だから知らない人が観たらシラける率も高いだろう。

演技がどうしたらいいか分からないくらいな方々が揃っています。
「何とかならんのか」とツッコみたくなる箇所多数。
美嘉ちゃんはやっぱりステージで歌ってるのが良いのだろう。
例えパンクバンドがパンク歌ってなかろうと。
でも私はREIRAの歌のほうが好き。というか断然こっちのほうが上手い。
台詞はほんの一言でしたが、続編が決まっているらしいので、また。

今度はレンタル開始されてからでいいか・・・。

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妖怪大戦争
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今年10歳になるタダシは、両親の離婚により母と鳥取にやってきた。
しかし最近ボケ気味の祖父には翻弄され、クラスメートにもなじめない。
そんなある日、夏祭りで「世界に平和をもたらす正義の味方」麒麟送子に選ばれたタダシは、なんと妖怪の姿が見えるようになってしまう。
同じころ、人間に深い恨みを持つ魔人・加藤保憲は、捕獲してきた日本古来の妖怪と怨霊を混ぜ合わせ、新種の悪霊“機怪”を作り出し、世界壊滅を目論んでいた。


「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちが出てきます。
その作者水木しげる先生を始め、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきという作家陣が
制作どころか、自ら妖怪に扮して出演してしまっている。
きっと好きな人にはたまらない世界なのだと思うけれど
どうも私には「夏休み子供向け映画かな」としか思えなかった。

最初のほうに登場する妖怪たちはリアルでグロい。
ホラーが大の苦手な私なので、大画面でそれらが迫ってくるともう観ていられなかった。
人間っぽいのも居るんですけどね。

阿部サダヲと栗山千明が最も目立っていました。両者、別の意味で。
栗山千明のスタイルの良さ、色気はすばらしい。
でもなんだかキャシャーンみたいでした。

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エターナル・サンシャイン
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恋人同士だったクレメンタイン(K・ウィンスレット)とジョエル(J・キャリー)はバレンタイン直前に分かれてしまう。ある日、そんなジョエルのもとに不思議な手紙が届く。

「クレメンタインはあなたの記憶をすべて消し去りました。
今後、彼女の過去について絶対触れないように」

ショックを受けた彼は自分も同じ手術を受けることにした。
しかし、手術中にクレメンタインと過ごした数々の思い出がよみがえり、「彼女を忘れたくない」と思い始める。無意識の中で必死の抵抗を始めたジョエルだが、手術を中止することはできなかった。


頭をミキサーでかき回されたような感じで見終わった後どっと疲れました。
ジム・キャリーが好きなのですが、コメディ以外のこんな人間臭いジムは新鮮で好きでした。
いつも変顔してるわけじゃないものね。
それから多感なクレメンタインを熱演していたケイト・ウィンレット。
未だにタイタニックのイメージがまとわりつく彼女ですが、今回は髪の毛の色を何回も変えたりファンキーな姉ちゃんでした。

ただそのほかのキャストがどうも苦手。
病院事務員役のキルスティン・ダンストは、凄く可愛い顔のときと凄く不細工な顔のときがあって
その差についていけない。
記憶消す施術の助手はイライジャ・ウッド。
これまた半端な演技でした。どうしても「自分を格好よく見せたい」感がチラリズム。

ストーリーは、複雑。時系列の中で酔いそうになった。
観ていて途中で考えるのやめようかと思ったほど。
どうやらクレメンタインの髪の色がヒントのようだけど。


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オペラ座の怪人
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19世紀のパリ。
オペラ座では、連日華やかなショーが繰り広げられる一方、怪人ファントムによる事件が連発していた。若く美しいクリスティーヌは、謎の師「音楽の天使」からレッスンを受け、やがてオペラ座のプリマへと成長する。
クリスティーヌの幼なじみ、ラウルは、彼女の輝きに惹かれ愛を告白するが、「音楽の天使」ファントムはクリスティーヌを地下洞窟へ案内し、自分と共に生きるよう願い出た。
しかし、クリスティーヌがファントムの素顔を知ったことから、運命は悲劇へと向かい始める…。


別におすぎの絶叫推薦CMで興味を持ったわけではないですが
公開前からかなり期待していた作品。
ミュージカルの中で一番好きな作品だということもあって
事前のネット配信動画を観ただけで感動していました。

何せミュージカルを完全映画化なので、ずっと歌です。
好きな人は好き、苦手な人は苦手でしょう。
上演時間も半端なく長く、舞台でミュージカルを観るときには途中で休憩がありますが、映画だからそんなものあるわけがない。
現に私が観にいったとき、途中で隣に座っていた御婦人が腕のストレッチを始めました。

作品そのものを楽しんでもらうためだけに、超有名どころをあえてキャスティングしなかったそう。
でもこの作品でファントム役のジェラルド・バトラーは一躍日本の女性達の心を掻っ攫っていきましたけども。どうせヨン様を追っかけてるオバさん層だろと思うなかれ。
私も心奪われた一人。でも彼に、というよりやはり作品に、ということなのでしょう。
上演当初は4度ほど観ました。
ムック本も買い、初回限定のサントラも買い、
ついにはめちゃんこ高いこれまた初回限定のDVDボックスも購入。


この作品を観るまで私は長らく洋画嫌いでした。
ムダに派手で、お決まりの結末ばかりのハリウッド映画に嫌気がさし、
邦画ばかりを観ていました。
でもこの作品を観て、やはりあっちにしか出来ないような高いクオリティを感じたことから、
洋画嫌いの心が解けた気がします。

久々の洋画だったので、字幕がとても新鮮に感じました。
(なっちのおかしな字幕でしたけど。)


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約三十の嘘

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3年前、ある事件から解散していた「チーム」が、
札幌での大仕事のため、大阪発の豪華寝台特急トワイライト・エクスプレスに乗り込んだ。
その「チーム」とは6人の詐欺師。しかし、調子を狂わす新参者や、3年前の事件の元凶となったメンバーも参加したため、チームの雰囲気はどこかギクシャクする。
それでも札幌での仕事を成功させた6人は、同じ特急で帰路につく。
ところが車中で迎えた翌朝、事件が起きる。
現金7000万の入ったトランクが、忽然と消えていたのだ…。


人気俳優6人(椎名桔平、中谷美紀、妻夫木聡、八嶋智人、田辺誠一、伴杏里)が一堂に会し、詐欺師グループに扮した作品。その6人の詐欺師それぞれが強烈な個性を持つ。
場面転換はほとんどなく、ひたすら特急の中でストーリーが進行していく。
クレイジーケンバンドが担当した音楽も、作品とマッチしている。

しかし。

有り得ない大どんでん返しや、派手な演出がないのも
邦画の良さの1つだと捉えているが、
私は「ドラマでも良かったかなぁ。」と思った。
ストーリーはまとまっていたのだから
ドラマで、あのキャストだったら絶対観るだろう。

唯一興奮したのは富山駅がちょこっと映ったところかな。
すいません。地元なもので。
ローカル、ローカル。ビバJR西日本。



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