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独断と偏見で選んだ映画・DVDの感想・(似非)批評をしていくブログ
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耳に残るは君の歌声
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20世紀前半。
ロシアに生まれたユダヤ人少女フィゲレは幼いころに父と生き別れ、ユダヤ人迫害を逃れてイギリスに移住し、「スージー」という英国風の名前に変えられ、母国語を使うことも禁止される。
やがて成長したスージー(クリスティーナ・リッチ)は、渡米する資金稼ぎにコーラスガールとなる。そこで仲良くなったロシア人ダンサーのローラ(ケイト・ブランシェット)と共にテノール歌手ダンテ(ジョン・タトゥーロ)が主役をはるオペラ劇団に入った彼女は、馬の調教師をするジプシーのチェーザー(ジョニー・デップ)に恋心を抱いていく。戦乱の時代、引き裂かれる運命。4人はそれぞれの思いを”声”にした。


オペラ歌手ダンテの歌う有名なアリアや、ジプシー音楽がものすごい効果を作品にもたらしている。「オペラなんて知らないよ」という人の胸にもおそらく何か来るものがあると思う。
最初にビックリしたところから語らせていただくと、ジプシーのチェーザー役のジョニー・デップが出てきた瞬間。笑ってしまった。彼が多くのシリアスな作品にも出ていることは知っていたけれど、
「あの」海賊や、「あんな」オカッパ頭の人からは想像できないイデタチ・・・しかも大真面目に、さらに「白馬」にまたがっている…噴いた。ストーリーも何も知らないで観る作品というのは、ただでさえドキドキしながら観ているのに、もう動転。

でもすぐに意識が作品に向いた。彼の台詞は少ないけれど、その分目の演技が際立ち、それがより色っぽさを引き立たせていた。息を呑むってこういうことかと思った。馬鹿みたいにドキドキしました。

それからケイト・ブランシェットの演技の上手さも圧巻。4人の中でも一際オーラを放っていたように思う。女の生き抜く強さが見事に表現されていて…あ~なんか言葉で片付けたら申し訳ないくらい。表情、仕草すべてに引き込まれる。真っ赤な唇にも(眼に焼きつくよ)

ただ、作品のテーマがいまいちはっきりしない。お父さんを探しにいった話のはずが、最後はものすごくあっさりだし、他の部分にスポットを当てて広げてもよかったのでは、とも思った。
盛り込み過ぎなのかな。何せ、取り扱っている時代背景が複雑だし、それを細かい部分まで描いたなら、とんでもない長編作品になっただろう。そのとんでもない長編作品のダイジェスト…というと大袈裟だが、要は、まとまった作品ではあるけれども、いっぱい詰まってるわりに最後は「あれれ?」という感じが残るかな。

クリスティーナ演ずるスージーとチェーザーの2人のシーンはどれも静かで印象的。あんまり世界に入っていけてない気がしたのに、2人の別れのシーンで涙が頬を伝ったのには、自分でも驚きました。
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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