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独断と偏見で選んだ映画・DVDの感想・(似非)批評をしていくブログ
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エド・ウッド
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"史上最低"の監督と言われた男、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの半生を描いた伝記映画。 ティム・バートン監督。
映画監督志望の青年エド・ウッド(ジョニー・デップ)は、性転換手術をテーマにした映画に取り組もうとするが、出資してくれるプロデューサーがいない。そこで彼は往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)を口説き、彼を出演させることを条件に、資金を集めようとするのだが…


最近ジョニー・デップの作品をよく観るが、彼の女装姿をこんなに観ることになるとは思わなかった。ドンファンもそうであったが、今作はなんせ、「女装趣味」の役。渋くて色っぽいいつもの姿はまるでない。そもそも望んではいけないのだ。
甲高くかかる「カ~ット!」の声。
女装し、メガホン片手にガニ股で歩きまわる姿。
なぜか女装モードになると、ヒール靴を履き、ブロンドのヅラをかぶり、ブラもします。でも、ヒゲは生えたまま~。そして女装グッズで欠かせないのがアンゴラニット。
自己制御できなくなるほどキレちゃったら「こうなったらもう…」とか言いながら頬にアンゴラをスリスリすれば落ち着いちゃう。…ヤバイ、ヤバ過ぎる。
すいません、あまりにもショッキング印象的だったもので女装のことしか書いてない。

さて、作品について語りましょう。実話なので出てくるキャラクターも。皆実在していたようです。
モノクロ映画なので、それだけで「古臭い」と倦厭する方も居るかもしれませんが、気になりませんでした。キャストが新しいし、ジョニーの他に、恋人ドロレス役でサラ・ジェシカ・パーカーが出ています。あの、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の彼女です。
出だしから「私って馬面?」とか……言わせちゃったよ、ティム・バートン。
そんな馬面の彼女とエドのカラミが面白かった。中でも喧嘩のシーンがとても。
ドロレスがエドにぶち切れするシーンは壮絶です。最近あんまり見ないくらい壮絶。食器やら何やら危険なものをワーワー言いながらどんどんエドに投げつけます。でもなかなか命中しない。
「よく避けるなぁ」と感心していたら、最後に後頭部にフライパンが見事(!?)直撃!
ぶっ倒れるエド(というかジョニー?)。昔のコントみたいだけど。それから、
無茶ばっかりするエドについに愛想をつかして別れを告げるシーン。去っていくドロレスを"凄まじい格好"で追うエド。別れのシーンってもっとシリアスなはずなのに笑わせてどうするのよ、と思いながら声出して笑ってしまいました。大真面目なこと言ってるけど、その"格好"で言うなよ。
なんだよガーターベルトって…。いかんいかん、また女装の話になるところだった。

エドという人は「何が何でも」映画監督になりたかった。
だからストーリーのつじつまが合わなくてもOK!俳優やスタッフだって、おかまやら、巨大なプロレスラー(声とかボブ・サップみたいだった)やら、そんな人らしか使わない(というよりそういうのしか使えない?)。何があっても1TAKEしか取らない。もうインチキなB級路線まっしぐらでも気にしない。
でも何だっていい。1本でもいいから、歴史に名を刻みたかったのだろう。でも称号はどうあれ、彼は映画監督として歴史に残れたのだから、彼としては良かったのだろう。

マーティン・ランドーは、このベラ・ルゴシ役でオスカー助演男優賞を獲得したらしいのですが、納得。演じているというか、ホンモノにしか見えなかった。本当に彼は昔ドラキュラ役をやってて、今は落ちこぼれてヤク中なんだろうなって。しかも(私は見たことがないけれど)実在していた怪奇スターのベラ・ルゴシに見た目もそっくりなんだそう。凄いなぁ、役者って。
その他、サラ以外にも濃いキャラだらけ。

モノクロだなんて観てたら忘れます。2時間ちょいの長編だけど観られます。
エドという人間を愛すティム監督の成す技でしょうか、伝記なのに硬くない。
作った映画がつまらなくても、生涯を語る映画がこんな魅力的になるのだからエドは立派な天才。
いや、ティムが天才なのか?
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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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